【シノアリス】大宇宙からの侵略者 ~スペースインベーダーコラボ~ 後編【シナリオ】


ギルド協力イベント
大宇宙からの侵略者
(スペースインベーダーコラボ)

後編


シナリオ

当時、スペースインベーダーの出荷価格

はモノクロタイプで46万円


カラータイプは58万円でシタ。


ちなみに、当時の大卒平均初任給ハ

105500円。

一方、スペースインベーダーは1日デ

10万円稼ぐ台もアッタと

言わレテいマス。


1日ノ稼ぎが大卒社員ノ月給ト同等の

売リ上ゲを叩キだす。

つまり、1週間稼動サセレば元が取レ、

後は店ノ儲けにナルのデス。


「それは夢のあるお話ですわね」

「ケーキをいっぱい食べうれそう !」




スペースインベーダーの

人気ハ凄まじく、発売カラ

わずか数ヶ月後二ハ

注文殺到しマス。

デスが元々は

期待サレテいなかった製品。

在庫などアルはずがナク、

スグに生産が間二合わなくナリましタ。


「まあ……読みが甘いですわね」

「甘い?インベーダーは甘いの?」

「それならパンケーキにしよう!」

「太るからいらないわ。

そうだ、かぐや姫にあげる」

「私には敵を食べる趣味はありません。

いえ、別の意味で

食べる事はありますが」


「ネェ、聞いテ?」




このように、スペースインベーダーは

大ヒットを記録シマシタ。

ゲームプレイに大量ノ

百円硬貨

用いらレタ為、全国デ百円硬貸が

不足シタとか、集金二行った

トラックが百円硬貨ノ重みニ

耐えられずニ故障シタとか、


袋イッパイに詰まった百円硬貨ヲ

運び続けた為、社員ミンナが

腰痛に悩まサレタとかーーー


正直どこマデ本当力判りマセンが、

とにかく、そンな噂が生まレルぐらいノ

大フィーバー

だったのデス。




「かぐや姫の言ウ通り、ちゃんと

殺しきってクダサイね?」

「ソウでないと、コノ世界からハ

戻れまセンよ?」

「シューティングじゃなければ

何とかなるのに」

「今までと、ゲーム性

あまりに

違い過ぎないかしら?」


「何でも食べるけど、

好き嫌い

あるんだからね?」

「豚さん達の言う事も一理ありますわ。

そんなにすぐに上手くはなりません。

何事も経験ですもの」


「全く、ワガママなキャラ達デスねェ」

「それナラバーーー」




「ひとつ、コツを教えマショウ」

「ソノ名も、

名古屋撃ち!」


「占領ノ1歩手前の所二いる

インベーダーの弾が、自機

当たってモ死なないトいう

バグを利用シテ

無敵状態

するテクニックです」

「名古屋デ生まレタと

言われてイマスが、

真相は定かデハありマセン」


「マあ、バグ技ですカラ、使うニハ

いささか良心ノ阿責がーーー」




「「「それ、やろう!」」」

「豚さんに賛成です」


「阿責モ何モあったモンじゃないデスね」

「さすがシノアリスのキャラクター!」




海賊版は、

色々出回りました。

インベーダーの姿ガ別の

キャラクターに変ワッテいたりーー

ゲーム画面はソノママであるニモ

関わらず、タイトルが微妙ニ

変わっていたりーー


原型カラちょっと変化シタだけの

モノが多く、ソレが公式・非公式

関係なく乱立シテいたノが

当時のゲーセンにおけル世界観でシタ。


「あら、どこかで聞いたお話ですわね」

「今のソシャゲ

似てるかも?」

「いと悲し。

歴史は繰り返すのでしょうか……」




インベーダーは

作レバ売れル

状態ダッタので、

海賊版

大量に出回りマシタ。


ソレは「ゲーセン』『ゲーム』という

概念がマダ世間に認知サレテおらず、

サラに未開拓の分野でアッタがゆえニ、

法整備なんてモノも

全くと言ってイイほど整って

イナカッタのも

原因の一つかもしれません。


「お腹が空いたね」

「インベーダーを食べに行こう!」

「糖質は抑えたいわ」

「デフォルトで聞いてイナイ」

「イイです。モウ慣れマシタ」




ウィキペディアの情報によると、

タイトーによる純正品が約10万台、

許諾失メーカーからのものが

10万台、許諾なしのコピー品が

30万台出荷されたと

推定されており……と書かれてイマス。

つまり、タッタ1年半足らずノ間二、

50万台が出荷さレタ

事にナルのです。

これは、日本のアーケード史上

最大のヒット作と言われマシタ。

当時、他に大ヒットと言われたタイトル

の出荷台数ハ 1 万5千台

程と言われてイル事を考エルと、

どれだけスゴイかお判りデスね?




さて、ブームが去ッタ後ノお話デス。


ソノ時にリリースされた膨大な数の

僅体は、流行の終了と共に大量ニ

処分されタリ、海外にリースされタリ

しました。そうして、ソノ後は……


「トニカク、まア、シューティングは

コンナ感じのモノです」

「堪能シマしたか?」

「我々も説明するノニ

飽きてキマシたし、今回の

イベントはココまでという事で!」


「わあ、すごい尻切れトンボ感!」

「トンボって食べられる?」




「あっ!元の姿に戻った!」

「呪いガ解けたのデショウ……

インベーダー達の」

「それにしても、インベーダーは

なんでやって来たのかな?」

「アレだけ持て囃されたノニ、

用済みエなッたら使イ捨テ。

そのカナシミを伝え二来たのカモ」


「……その気持ち、

少しだけわかりますわ。私達も、

そう遠くない未来に飽きられて

人々の記憶から消えるでしょうから」

「……なんだか、悲しい」


「そういった事を学ぶ上で、今回の件は

とても有意義でした。けれど一一」

「やっぱり私達、水着は変じゃない?」

「それもマタ………呪い!!」








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